▼さらにカコ▼
2004.NOVEMBER 2004.DECEMBER 2005.JANUARY 2005.FEBRUARY(1)
2005.FEBRUARY(2) 2005.MARCH 2005.APRIL〜MAY 2005.JUNE 2005.JULY
2005.AUG 2005.SEP 2005.OCT 2005.NOV 2005.DEC〜2006.JAN 2006.JAN〜2006.APR 2006.MAY


2007.1.15
名前。


突然ですがみなさんは「ジブリ作品で最高のワンシーン」と言えば
どの場面を思い浮かべますか?

カリオストロの爽やかなエンディング?
ナウシカの荘厳なる金色の野?
ラピュタの静謐な地下坑道?
手に汗握る魔女の宅急便の救出シーン?

千差万別十人十色。
名シーン盛りだくさんのジブリ作品の中、
記憶に残る場面は人それぞれことなることでしょう。

では、一方で「一番のダメなシーン」と言ったらどうでしょう。
過半数、いやおそらくはそれ以上の人がこう答えるでしょう。


「雫!」「聖司!」って急に呼び捨てになるところ。


えー、だいじょぶですか。
ついてきてますか。

まあ賛同を得られたことにしてこの話を掘り下げてみるとね。
日本では名前の呼び方ひとつでも親疎を表しているものでして
仕事の上司つかまえて「ヘイ!ジャック!調子はどうだい?」
なんていう国とは異なり、その呼び方ひとつにも
非常に繊細なニュアンスを含んでいるものです。
ましてや女性を相手にしてその呼び方を変えるなんてのは
想像を絶する迷いと葛藤の末に乗り越える高い壁なんであります。

「奥さんっ、奥さん」
「いやっ!今は加奈子って呼んで!」

なんつうやりとりがあったならそりゃスムーズでしょうけど
そんなプチジゴロはこのサイトの読者にいないでしょうからね、
今日はひとつモニターの前のチンカスどもにね、
「違和感なく女性の呼び方を変える方法」
を伝授してやろうじゃないか。
あ、ジブリの話はもう終わったんで忘れてください。

でね、まあ君らの前に気になる異性が居るとしよう。
で、少しは仲良くなったものだから、そろそろ
「苗字+さん」で呼ぶのも卒業してーな、と。


〜お誘い〜

「細木さん、今日食事でもどうですか?いい店見つけたんで」
「いいわよ」

ここではまだチャレンジの必要はありません。
いつも通りの呼び方で。


〜食事〜

「どう?なかなかおいしいでしょ、細木っち?」
「うん、おいしいわね」

食事時、苗字にプラスαを加えてみましょう。
一瞬聞き間違いかな?と思わせるほど微妙なものがよいでしょう。


〜食後のバーで〜

「ああ、おいしかったねソギッチ?」
「ええ。とっても」
「次は何を飲む?ソギチーニ?」
「マティーニを」

徐々に原型を失いつつ、イタリア名に近づけましょう。
女性は外国語に弱いもの。イタリア名は一見遠回りのようで
実は非常に有効な手段なのです。


〜終電間際の駅で〜

「もう帰ってしまうのかい、ギ・チーニン」
「ああ、名残おしいわ」

さあ、ここで思い切って「苗字+名前」の呼称に。
ここまでくれば名前の呼び捨てまであと一歩です。


〜ホテルで〜

「今夜は眠らせないよ、チェ・ホンマン」
「素敵」
「ああ、愛してるよホンマン!」
「私もよ」




マジでさ、バカじゃねーの。俺。




2006.12.28
エロ監督。


ビデオカメラをね、買ったんですよ。
ハードディスクのやつね。
で、うれしいもんだから、方々で自慢するじゃない。
ビデオ買ったんだー。って。
したらね。
その報告した相手がね、ほぼ100パーの確率でね、言うわけ。


「いいねぇハメ撮り」

「おお、ハメ撮りすんの?」

「ハメ撮りっすか?」

「なんかやらしいんだけど」

「近寄らないで、変態」



なんでビデオ買っただけで変態呼ばわりされなきゃいけないのかと。
僕は誓ってそんなふしだらなこと露ほども考えなかった、
と言ったら嘘になりますけど。
まあ半々くらい?ううん6対4、いや7対3くらいかな。

でね、僕はちゃんとまっとうな理由で買ったんだよ、と
アピールするがためにね、なんか衝撃映像とかハプニングとか
そういうのをいっちょ撮ってやろうとね、
最近いつも首からビデオカメラぶらさげて歩いているのですが。


むしろ変態色が色濃くなったような気がしてなりません。

そんなわけで来るべき年は
皆様に爆笑映像作品をお届けできるようにがんばります。

もしくは18禁映像を。
2006.12.25
メリー。


年越しとか、誕生日とか、バレンタインとか
なんか、ここぞ!という瞬間にことごとく
携帯でテトリスしてる僕ですが。
もうね、さすがに「これはねーや」と思いまして、
昨日、おもちゃ屋にニンテンドーDSを買いに行ったのです。
努力の方向性が根本的に間違っています。
そんでね、レジのところに行ったら
ものすごい数のお父さん、お母さんが並んでいらしてね、
僕の順番が来たときにね、つい
「プレゼントで」
と言ってしまいましたのです。
うん、自分へのプレゼントだもの。
頑張った自分へのごほうびだもの。
ウソはついてない。ウソなんかじゃない。
と自分自身に言い聞かせながらね
必死で涙を堪えておったのです。
そしたらね。店員さんがね。
「こちらメッセージカードのサービスです!」
ってね、言ってね、なんかね、レジの横にね
メッセージを記入するテーブルがあってね
引くに引けなくなって
「メリークリスマス  サンタさんより」
なんて書いていましたらね
涙で文字がにじんでいました。


そんなわけでメリークリスマス!
皆様すてきな時間をお過ごしください。


能年齢は20歳でした。



2006.12.20
2006失言アワード。


あまりに寒くてね。もう何もやるきがおきませんで
いずくんぞ更新をかあらんやみたいな気分だったのです。
しかし。
15歳の少女でさえ頭突きでパトカーのガラスを割るという
アグレッシブな世の中、
おっちゃんももうちょいがんばっか、と気持ちを新たに
こうして文章を書いているわけです。
当サイトは犯罪を助長するものではまったくありません。


で、まあネタがないのはあいかわらずなんですが、
歳の瀬ということでね、ひとつ今年の反省などしてみようかと。

というわけで、始まります。
「2006 言わなきゃよかったあの一言!」
ね?ね?
みんなもあるでしょ?
あとで考えて「うわぁなんであんなこと言ったんだ?」
みたいなことね。
それをね、自分への戒めを込めて発表しようと。

では見て行きましょう。
まずはコレ。


関西出身の友人と話していたときのこと。
彼が「エンタの神様」という番組について
「まったくおもろない、東京人は笑いのレベルが低い!」
とおっしゃられまして。それに反対してひとこと

「いやいや俺も全然おもしろくないですから・・・残念!

ってお前大好きじゃん!
しかもちょっと古いじゃん!
なんかね、つい出ちゃったんだよね。
悔やまれる。心から悔やまれる。
その友人の蔑んだ目は一生忘れないでしょう。

続いては、仕事の会議での話。
出席者の中にひとり、前髪がややさみしめで
後ろ髪を結んでおられる方がいらしまして。
名前は内田さん(仮)と仰るのですが、
もう僕は完全に脳内ニックネームをつけていたわけです。
まあそれは、あくまで脳内での話。
緊張した会議中ではいくらなんでも出ることはありません。
そんなこんなで会議は終わり、
僕は帰り支度をしてビルを出ました。
そして駅のホームで電車を待っている時、
後ろからとつぜん「オツカレー」と声をかけられました。
声の主を察知した僕は振り向きながら笑顔を浮かべ、ひとこと。

「あ、志村さん

志村ちがう!一文字もあってない!
その後、必死に咳払いなんかしてごまかしたのですが
彼はどうやらピンときたようです。
たぶん前にも言われたことがあるのでしょう。


そんなわけで思い起こせばきりがない 2006年失言の数々。
来るべき年は気持ちを引き締めて
がんばっていこうと思います。はい。



2006.11.15
ステイアライブ。


銀座に次郎っていう寿司屋があってね。
そこがもうびっくりするくらいうめーんだわ。
まあ値段もびっくりするくらい高いから
そうしょっちゅう行けるわけでもないんだけど、
ボーナス出たときとか、なんかの記念日とか
ちょっと頑張って行ってみると
日本人でよかったなー、とつくづく思うわけなの。

あと、シングルモルトっていう酒ね。
初めて飲んだときは「こんな苦いもん飲めるか!」
と思ったもんだけどさ。
かっこつけて飲み続けてるうちに
「アレ?これうまくね?」って思うようになって。
深みがハンパじゃねーの。
舌がしびれるような感覚と鼻から抜ける香り。
これも大人だけの特権、みたいなもんだな。

それからまあ君らどうせ童貞だろうけど。
セックスってもう意味わかんないくらい気持ちいいのよ。
ベッドで動物みたいに貪りあって。
頭の中真っ白になるくらい気持ちよくて。
ああ、もう世の中はセックスのために回ってるんだ、と
その瞬間のためにすべての嫌な事も耐え切れるんだ、と
まあたいして経験あるわけじゃねーが
そんな風に悟りきれちまうものなのさ。

っつう感じで世の中にはまだまだ
君らガキどもが知らないおいしいものや楽しいこと
うれしいことや気持ち良いことがたくさんあって。
「生きててよかった!」っていう瞬間がたくさんあって。
僕のようなダメな奴でさえそれなりに楽しんでるわけです。

だから若い君らはね、
どうか死んだりしないでください。



お前が言うな、って感じですが。


2006.10.27
光明。


更新のモチベーが全然あがらずに、
いっそこのサイトはなかったことにしようか、
と考えていた僕の目に、そのニュースは飛び込んできました。







なんというか。
ここまで突き抜けた変態というのも久しぶりな気がして。

被害に合われた方は本当に気の毒なのですが、
やっぱり想像するとあまりにも衝撃的で。

なぜか(大人の事情?)即効で記事は削除されていたのですが
詳細には「アミタイツ越しに下半身を露出・・・」
なんてくだりまでありましてね。

僕も、一変態としていつまでも燻ぶってるわけにもいかん、
とこうして筆をとったわけです。
筆を下ろしたのではなく、とったわけです(ジャブ)。

そんなわけでね。
この数ヶ月、(バカみたいに)このサイトに
足を運んでくだすったみなさん。
本当にもうしわけありませんでした。
年末にかけて忙しくなることとは思いますが、
もうしばらく僕におつきあいください。
よろしくお願いします。


2006.9.16
新説。


世の男性諸君。
服や髪型を飾るのも大切ですが、
女性はもっと奥の方を見ているものですよ。

というのも昨日の話。




「あ。鼻毛出てる」

出てねーよ!
この野郎、俺がどんだけセンシティブに
鼻毛のお手入れしてると思ってんだ!
週2だぞ!週2!
出てるわけねーだろうが。
ちっと鏡貸してみろよ。
うん、大丈夫。
ほら、出てねーじゃん。
え?
いやいやどう見ても出てねーから。


というやりとりの後に気付いたのですが。
その指摘した女性がね、
僕より20cmばかり背が小さいのですよ。
で、向かい合って立つと下から見上げるように
鼻の穴の中が見える、というわけで。


そりゃ生えてるよ、鼻毛くらい。
「穴の中」っつったら彼ら(鼻毛たち)のサンクチュアリなわけで。
そんな人の台所事情にまで口だされてもね。

彼らはそこで目立たぬように静かに生きてるわけですから。
そこはそっとしといてやろうよ。
処分するのはあくまで水平視点からの目視確認で
でしゃばってる奴だけでいいじゃないか。


とは思っても見えるもんは見えるわけで。
それが気になる人は気になるわけで。


というわけで世の男性諸君。
服や髪型を飾るのも大切ですが、
女性はもっと奥の方を見ているものですよ。
おしゃれは鼻の穴の中から。




追伸

えー女性の読者様におかれましては、
僕がその娘と至近距離で向き合って何をしていたのか、
というのが気になってしょうがないと思うんですね。
キー!なにしてたのさ!あんたあの子のなんなのさ!って。
オーケー、オーケー。
心配するなよ。


説教されてました。
かなり本気で。


2006.9.7
自由研究。


世の中では「ツンデレ」というものが流行っているようです。

なに!?もう流行ってねーのか?遅いか。そうか。

修正するのもめんどいので流行ってるって方向で
話を進めさせていただきます。

でな。
みんなとっくにわかってるだろうけども
最初は「ツン」としてんのに後から「デレ」っとしてる
っつーものらしんだわ、これが。
まああれだな、始めチョロチョロ中パッパ、みたいなもんだ。

若干の誤解はありそうな気がするんだけども
僕には何がいいんだかサッパリわからんかったのね。
最初の「ツン」の時点でもう仲良くなれねー。
と、思ってたんですが。

先日、ふと故西岡恭蔵さんのレコードを聞いてまして
名曲「プカプカ」の歌詞を見てたらね
「あ、これか!」
とツンデレの極意をうっかり掴んでしまいました。
というわけで以下、歌詞の引用を。
あくまで学術的な研究用の引用を。




プカプカ  詞/曲 西岡恭蔵

俺のあん娘はタバコが好きで
いつもプカプカプカ
体に悪いからやめなって言っても
いつもプカプカプカ

遠い空から 降ってくるっていう
幸せってやつが あたいにわかるまで
あたいタバコやめないわ プカプカプカプカプカ


俺のあん娘はスイングが好きで
いつもドゥビドゥビドゥ
へたくそなスイングはやめなって言っても
いつもドゥビドゥビドゥ

あんたがあたいの どうでもいい歌を
涙流すまで わかってくれるまで
あたいスイングやめないわ ドゥビドゥビドゥビドゥビドゥ


俺のあん娘は男が好きで
いつも フンフフフフフン
おいらのことなんかほったらかして
いつもフンフフフフフン

あんたがあたいの 寝た男たちと
夜が明けるまで お酒飲めるまで
あたい男やめないわ フフフンフフンフフフフフン


俺のあん娘は占いが好きで
トランプ スタスタスタ
よしなっていうのにおいらを占う
おいら明日死ぬそうな

あたいの占いが ピタリと当たるまで
あんたとあたいの死ぬときわかるまで
あたい占いやめないわ スタスタスタスタスタ




あー、いいな。
言うことなんも聞かないで、
男遊びばっかりしてるどうしようもない彼女。
でも最後には「死ぬまで一緒に」と暗に伝えるあたり
もう涙さえ誘いますよね。

まあ自分のこと「あたい」っていう時点で
すでに嫌なんですけど。

そんなわけで本日の講義
「第1回 あくなき探求〜ツンデレのルーツを探る〜」
はこのへんで。
次回「第2回 〜ロリコンの美学〜」をお楽しみに!




2006.9.2
エジソン。


宿題は、やったけど家に忘れてきました。

というわけで、夏休みといえば工作なわけですよ。
なんか世の中ちょっとした発明で特許をとって
莫大な収入を得ている人もいるってことでね。
ここらで僕も一発当ててみようか、と。
せめて1万オーバーのピンサロに行ける身分になりたい、と。

そこで今日は僕がひらめいた発明をご紹介してみましょう。
「必要は発明の母」との言葉が示すとおり、
発明とは日常の“不便なこと”から突然生まれたりするもの。
何気ない生活にちょっと目を凝らせば、
おのずと必要なものが見えてくるに違いないのです。




−ケース1−

【発明動機】
知人宅にお邪魔するとき、座敷に上がる時、
靴を揃えるのは日本人のマナーです。
しかしいちいち腰をかがめて靴を揃えるのはめんどくさい。
時には揃えるのを忘れて育ちを疑われてしまう、
なんてことにもなりかねません。
そこで!

【品名】
自動で揃う靴

【詳細】
強力なマグネットを靴のインサイドに仕込むことで、
自動的にピタリと揃って置かれる靴。

【欠点】
歩けない。




−ケース2−

【発明動機】
携帯音楽プレーヤー、携帯ゲームの発展に伴い、
外出先で音楽を聴く機会が増えました。
また家庭内に目を向けるとデジタルサラウンド、5.1chなど
臨場感を重視した音質の向上も目覚しいものがあります。
現在の「外では手軽に、家では良い音」という状況を打破する
「外でも良い音」のニーズは高まっているはずなのです!
そこで!

【品名】
フルフェイス型ヘッドフォン

【詳細】
フルフェイスヘルメットの中に5.1chデジタルサラウンドシステムを組み込み、
いつでも臨場感あふれる音の世界が楽しめる。

【使用例】


【欠点】
不審。


以上。



2006.8.31
消したい記憶。


先日ホームセンターに行った時のこと、
なにやら騒ぎが起きているので見てみたら
なんか40歳くらいのおじさんが警備員に取り押さえられてんのね。
おそらく万引きだろうと思うのですが、
別に身なりとかもしっかりしたおじさんでして、
この人にも家庭があるのだろうか、とか考えると
切ないような、なんともやりきれない気分になりました。

もちろん、万引きは犯罪ですし、販売店にとっては死活問題、
その行為を擁護するつもりは一切ありません。
きちんと警察に届け、然るべき対応を取るのが正しいと思います。

しかし僕は、かつて心理学の講義で取り上げられた
「魔が差す」という話を思い出さずにはいられませんでした。
その時、事例としてこんな話を聞きました。




---

ある学校に誠実で誰からも尊敬される校長先生がいました。
定年退職を間近に控えたある日のこと。
彼は朝から具合の悪さを感じていましたが、
生来の真面目な性格のため、学校に出かけました。
しかし午後になる頃にはいよいよ体調が悪化し、
彼は早退することに決めました。
そして彼は同居している娘に、車で迎えに来るよう電話をいれました。
ほどなく娘が息子(彼の孫)を乗せて学校に到着しました。
帰り道、彼は後部座席ではしゃぐ孫にお菓子でも買ってやろう、と
スーパーで車を止めました。
そしてひとりで店内に向かい、孫のお菓子を購入、
会計を済ませて店から出たところで警備員に取り押さえられました。
彼のポケットには牛肉や刺身などの商品約5000円分が
未会計のまま詰め込まれていたのです。

目前に控えていた定年退職を前に、
彼は懲戒免職の処分を下されました。

---




いったい彼に何が起きたのでしょうね。
もちろんその校長先生には犯罪暦などもなく、
お金に困っていたわけでもありません。
自分でも後に「なぜ盗ったかわからない」と言うように
この事例に関して言えば
「魔が差した」としか言いようがないと思います。

熱で意識が朦朧としていたこと、
盗んだ商品に刺身や肉など「赤い色」が多かったことなどが
なんらかの関係があるのでは、とは言われますが、
今に至るまでそのシステムの解明には至っていません。

積み上げた信頼を一瞬にして失う可能性さえある
「魔が差す」という現象。
一日も早くその原理が解明され、
そして有効な対策がとられることを願わずにはいられません。




僕が「サンキュッパのピンサロ」というアウターゾーンに足を踏み入れたのも、
魔が差したとしか言いようがありません。




2006.8.25
開眼。


メイドリフレクソロジーに行ってきました。
繰り返します。
メイドリフレクソロジーに行ってきました。
私、本日、怒っております。

僕が行ったメイドリフレクソロジーで出てきた
メイドリフレクソロジストは、
メイド服を着た中国人のおばさんで、
メイドリフレクソロジーの看板にウソはないけれど
そりゃあんまりだよ、リフレクソロジスト!
とつい声を荒げたくなるようなメイドリフレクソロジストでした 。

まあ、僕も男だ。
細かいことぐちぐち言うのはやめよう。
見た目はアレでも、技術が伴えばいいさ。
そもそも僕は歩きつかれた足をほぐすためにここに来たのであって
それ以外のやましい気持ちなど微塵も持っていなかったのだから。

で、施術開始。

「イタかたらいてくだサイ(痛かったら言ってください)」





「痛い!痛い!痛い!」


もうね、涙ぐむほどの激痛なんですよ。
で必死で痛い!とアピールしたらね

「カンゾウ、チョトわるイ」

ってなんでてめーはちょっと勝ち誇った顔してんだよ。

しまいには

「ココもいたいデショ?」

わかってんなら押すんじゃねーよ。

と言いながらもその痛みが徐々に快感に変わってきたのは
彼女の技術が確かだったからなのか、
それとも僕が道を誤り始めたのか。

ねえ、みんな。
痛いのって、気持ちいいよ。




2006.8.15
靖国参拝について。


こんなふざけた日記で話題にするのもどうかと思うのですが、
今日だけ、ちょっと社会派で首相の靖国参拝について。

先に申しておきますと僕は参拝には反対です。
皆様ごとに様々なご意見があることは承知の上ですが、
そんな中のひとつの他愛のないものであると
ご理解頂ける事を信じまして、以下にその理由を述べさせていただきます。




【反対の理由】

なんか、ウソくせー。




とね、まあこの程度ですよ。僕の限界。
だってさ、参拝ったらあれでしょ、
戦争で亡くなられた方への哀悼の意を、ってつまり
心の問題でしょ。首相本人も「心(気持ち)の問題」を
強調してますしね。

でもさ、心の問題なら行かなくてもいいわけじゃない。
自分の家で黙祷してくれたらそれで十分なわけですよ。
霊の方々的には。

じゃあなんで参拝っていう行動に出るかと言ったら
それは霊じゃなくて「生きてる人」のためってことになるわけです。
遺族会の方のためかも知れないし、右寄りの方々のためかも知れない。
どちらにしても本来の「哀悼」の意味からは離れてしまい、
結果、組織票や公約のためのパフォーマンスに見えてしまうと。

去年だったか、渡辺恒雄氏が言った言葉が印象に残っています。
ちなみに僕はかのナベツネがあんまり好きではないのですが、
そこはさすがに発行1000万部を誇る新聞社の大御所、
説得力のあることを仰います。


−−−以下、引用。詳細は微妙−−−

(前略)たとえば、ドイツにヒトラーを讃える「ヒトラー神社」
なんてものを作って、時のドイツの首相がそこに参拝したら
どうなりますか。中韓から見れば小泉君はそれと同じことを
しているわけです。

−−−引用終わり−−


不本意な戦いで命を落とした人たちの魂さえ
政治の道具にされてしまう。

せめて少しの間、心静かに祈ってみようと
珍しく真面目に考えた夏の日でした。



2006.8.4
物言い。


中東情勢、ライブドア事件、テポドン発射、河村隆一の結婚と
数々の社会的な大事件をことごとくスルーしてきた当サイトですが
今日はやっぱりコレは外せません。


亀田興毅 微妙な判定で勝利!


確実に周回遅れの感はぬぐえませんし、
あらかたの議論は出尽くしているでしょう。

しかし。
仮にもかつてリングに青春をかけた一人の男として、
いや、一人のボクサーとして
これだけは言わせて頂きたい。




その「君が代」はねーだろ。


まさにお前がじれったい。

そんなT−ボランのハイクオリティパフォーマンスがこちら。


森友嵐士(動画)


未見の人は要チェックです。




2006.7.28
ミスター・サマータイム。


野郎ども!
も て た い かぁぁぁああ!?

季節はもう夏だぜ!

お前達はアレか?
透けたブラ見てたら満足なのか?
「キャミソールってほぼ下着じゃね?」とか言ってりゃいいのか?
斜めにかけたショルダーバッグの肩紐が胸の間にジャストフィットしててすげー胸が強調されてたらそれでいい・・・かも知れない。

いやいかんいかん。
違うだろ!
お前達の実力はそんなもんじゃないだろ!
見て満足するもんじゃないだろ?
触ってなんぼだろ?
揉んでなんぼだろ?な?
な! な! な?







というわけで本日は様々なデータを元に
「モテる男」を徹底検証して行きたいと思います。


でね、まずはちょっと前の話になるんですがね、
どっかの雑誌の記事で「抱かれたいのは?」
みたいのがあってね、その1位が「ガテン系」。
ガテンったらたぶん肉体労働で培われた肉体の話だと思うのよ。
プチマッチョってやつ?
まあ、この際「プチ」なんてちっちぇーこと言わずに。
モロマッチョの方がいいと思うのね。
妥協はいかんよ。
というわけで、まずはこんな感じ。





な?

まあこれはまだ第一段階なわけ。
で、次に必要なファクターは何かっていうと
やっぱりさ、女子の意見必要じゃない。
でね、聞いてみると
「やっぱりDJとかいいよね」とのことなの。

あー。
兄ちゃんデージェーのこたぁよくわかんねんだけどよ。
要するにアレだろ、
野球帽ななめにかぶってりゃいいんだろ?
たぶん間違いないと思う。





うん、だいぶ良くなってきた。
さて、次のステップは。

なんかさ、お笑いブームとかでさ。
やっぱ「面白い人」ってのは外せないじゃない。
「おもしろい=志村けん」
この線だけは譲れねぇ。
そして志村けんと言えば、変なおじさん。





んー。あと一歩ってところかな。
じゃあ、何が足りないかっていうとさ。
古今東西変わらぬもの。「やさしさ」
もてる男の第一条件ったらこれでしょう。
OK?ついて来てる?
でさ、やさしい男ってやっぱ動物とかにも好かれるじゃん。
動物とかけっこう本質見てっから。
野鳥とか寄ってくるはずなの。





うん、みんなも薄々気付いてるだろうけどさ。

こんな奴ぁいねー。


まあ、あれだ。
もてない、とか言ってる君たちもさ。
遠くに打ち上げ花火の音が聞こえる夏の夜に
こんな画像いじってる僕よりはマシなんじゃないの。
勇気出せよ、って話だ。





死のうかな。




2006.7.27
凡ミス。

淫らな行為ってなんだ?
なあ、なんだよいったい。
とか言いつつぶっちゃけみんなわかってるわけじゃない?
自主規制だか知らんけど、
もういっそ直球のほうが清清しいと思うわけですよ。
したらきっとテレビ業界、ちょっとした革命なわけですよ。




2006年上半期瞬間最大視聴率ランキング


3位
FIFAワールドカップ予選 日本VSオーストラリア(TBS)
前半10分 中村俊介のゴールシーン

42.5%



2位
FIFAワールドカップ予選 日本VSクロアチア(NTV)
後半20分 クロアチアPKを日本GK川口がセーブ

48.8%



1位
ニュースジャパン サミット関連ニュース(FNS)
滝川クリステルが「せっ・・・とく(説得)」と言ったシーン

59.6%



もう目に浮かぶよね。
世の男性諸君がテレビに向かって身を乗り出す様子がさ。
「んだよぉ」とか毒づいてる様子がさ。

そんなわけで、皆さん
最近ことに耳にする“淫らな行為”なる言葉、
今後の各局の対応の変化に注目です。





2006.7.21
名作。

なんかちょっと話題になってるけど、これいいなー。


→ストレートガール


花火のとこで不覚にも涙ぐんでしまいました。
いい年なのに。
でもキョーちゃんすごい好き。
いい年なのに。





2006.7.20
ビューティフル・ネーム。

やあみんな。ごぶ。
すっかり更新をさぼっちまいました。
今は反省している。

ところで。
こないだ友人2人と新婚の友達の家に遊びに行ったのね。
でね、奥さん妊娠して入院してんだけど、
もう女の子だってわかってるんだって。

したらさ、やっぱ名前はどうすんの?って話になるじゃない。
で、まだ決めてないと言うもんだから
ここはノリでひとつ決めちまえばどうか、と。

子供の一生を左右する話を酔っ払って決めるわけにもいかねー、
とか言いながらその新婚さんがノリノリで筆ペンとノートとか
準備し始めてね。
突如「輝け!第一回命名選手権」が開催されたのでした。




「やっぱ女の子は『子』って付くほうがいいよね。日本的でさ」

「オッケー、まかせろ」

「えー、鳥のように伸び伸びと育って欲しい、という気持ちを込めて・・・」





「直球来た」

「あ、でも『トリコ』って声に出すとなんかいいかも」

「だろ、『おーい!トリコ!』って」

「んー。でもやっぱりこれからは女も強くなきゃダメなんだよ」





「もっと直球来た。速球」

「ツヨコはねーよ。ここはさ、しっかり筋の通った子に育つように」





「魚卵だね」

「いっしゅん節子みたいだけどね」

「でも魚卵だよね」

「父ちゃんあとはなんかねーの?」

「そうねー、やっぱり可愛いのがいいよね」

「オシャレで?」

「うん、いいね」





「ちょっと変化球?」

「渋谷のね、クワトロね」

「・・・・・」





「マジお前なんも考えてねーだろ」

「しかも無言だし」

「自信ねーなら出すなよ」





「・・・・・」

「は?」

「いや、妹みたいに親しみやすくね」

「カンペキ後付けだろ」

「一応言っとくけど妹子は男だしね」

「でも『妹』って字すごいよね」

「未だ女にあらず」

「うわエロっ!なんかエロい」

「ってか君らもう飽きてんでしょ?」

「そんなわけねーよ。お前の娘のことなんだから」

「そうだよ!子・・・子だろ・・・・あっ!」





「『あっ!』の意味がわからない」

「書きたかっただけだろ」

「父ちゃん、ほかには?」

「うーん。やっぱり健康ならそれでいいかな」

「腕白でもいい。逞しく育って欲しい!」





「なぜフルネーム!?」

「しかも中国!」

「そうだよ、日本人だよ。ちゃんとしろよ」





「そっち行っちゃった」

「完全に娘の名前じゃないしね」





「オシオイズム」

「たしかに強そう。いろんな意味で」

「別にそこまで強くなくてもいいんだけど」

「そうだよ。弱すぎなければいいんだろ」





「レ点でてきちゃった」

「なんか新しいよね。古いのに新しい。やっぱり中国だし」

「でも、国際化の時代だからさ。そういう観点はいいかも」

「国際化・・・」





「それかも!」

「いいね!」

「いいのか?」

「うん、でもあと一歩だよな。いいとこいってるけど」

「女子アナで・・・国際化・・・あ!!!」





「字が!」

「字もダメだけど、シャーミンもどうかと・・」




と、ギャーギャーと大騒ぎで。
結局父ちゃんのお気に召す名前はなかったようです。

名は体を表す、と言うとおり、
名前は一生を共に過ごす大切なものです。

でも、どんな名前になっても
あの気のいい父ちゃんの愛情があれば
きっとまっすぐないい子に育っていくことでしょう。

だから、もうすぐ父ちゃんになる友よ、これだけは言っておく。


娘さんを僕にください。18年後くらいに。





2006.7.10
夢をありがとう。

お・ひ・さ☆

いやいや参ったね。ワールドカップ。
みんな見た?
すごいよね。
レベル高いよね。
遠いよね、世界。

で、やっぱり今回の主役はMVPにも選ばれたジダンだと思うの。

かつての王者としての強さは衰え、
地区予選敗退の危機に瀕した時。
1度は代表引退を決意し、ユニフォームを脱いだ彼が
祖国、フランスのために復帰しました。
その後、チームは連勝。
辛くもワールドカップへの切符を手に入れました。

続くワールドカップの予選リーグ。
試合を重ねるごとに輝きをます彼のプレー。
不仲を噂されたアンリへの初アシスト。
優勝候補ブラジルを破った一戦では
全盛期と変わらぬ素晴らしい動きを見せてくれました。

そして夢の決勝の舞台。
前半開始直後のPKでは
ライバルのトッティが得意とする
トリッキーなキックで相手を翻弄。
その後も縦横無尽にピッチを駆け、
芸術的なまでの動きをみせてくれました。

ところが。
延長戦、前半。
イタリア、マテラッツィが彼に何やら囁くと、突然激昂。
強烈な頭突きを食らわせ一発退場になってしまいました。
天才のラストシーンには、あまりにあっけない幕切れ。
世界中のサッカーファンが目を疑った一瞬でした。

で。
気になるのはその暴言の内容なんですが。
物静かな彼を一瞬でキレさせる一言って・・・・・はっ!!!
まさか!マテラッツィ君!
言っちゃった!?




ハゲって。


みんな知ってる。
でも言っちゃダメ。

とはいえ盛り上がりまくったワールドカップ。
ジダンの勇姿とヘアースタイルは
きっといつまでも語り継がれていくのでしょう。



2006.6.27
ウェルカムトーキョー。


以前ちょっとお伝えした友人のアメリカ人が先日来日いたしましてね。
早速会いに行ってきました。
そのジョン君、ちょっと身長が低めですが顔はトム・クルーズ。
こいつと歩いてたら僕までモテちゃったりするんじゃねーか、
という淡い期待なんかも抱きつつ、待ち合わせの某ホテルのロビーへ。
そこへジョン君、颯爽と登場したわけなんですがね。


「ヘイ!久しぶりだな。元気かい?」

うん、元気ですけど、そちらは?

「おお、こいつは俺の未来のワイフ、アンジェラさ」

「よろしくね。あなたの話は聞いてるわよ、キ○ガイ野郎」


おおー聞いてねーぞジョンこのやろう!
何が悲しくて彼女同伴の奴案内しなきゃならねーんだ
日本男児なめんじゃねーぞ!

なんてことは言えるはずもなく。
ちなみにどうやら彼女の中でも僕の屈辱のあだ名(ジョン君は「NUTS=キ○ガイ」って呼ぶのね)は定着している模様で。
僕は複雑な気分のまま東京ツアーに出発したのでした。


てゆーか。
まあ、アメリカ人ですからね、ちょっとくらいチュッチュするのは
まあ想定の範囲内なんですけどね。地下鉄とかでさ。
なんつーの、
それちょっとしたぺッティングってやつじゃねーの?
ってくらい激しいチュウとか目の前でされちゃうとさ、
目のやり場に困るんだよね。
そのへんちょっと気を使って欲しいんだよね。


と仄かな殺意を抱き始めたところで一行は浅草へ。

「オオゥ!ワッタグレイトテンポー!」

むちゃくちゃオーソドックスなリアクションするジョン君。
どうやらかなりテンション上がってきちゃったようで
ばんばん写真を撮りまくってます。


「写真撮ってやるから二人並べよ!」

と自慢のNIKONを構えるジョン。
で、僕はおもきし日本人なのになぜか雷門の前で
記念写真を撮るハメになったんです。
そしたらさ。


あの、アンジェラさん、ちょっとくっつきすぎではないですか?

「うーん、アンジーでいいわよぉ」

ってあなた、ブラジャーはどうしたんザマスかぁぁあ!
はしたないザマス!お下品ザマス!
そんなノーブラジャーの核兵器を腕に押し付けられたら
欲求不満気味の僕は!僕の迎撃ミサイルは!ちょっと待っ


「ハイ、チーズ」パシャ


あーあ。

デジカメのちっちゃいモニターじゃわからなくても
プリントしてみたら僕の小型ミサイルが発射準備態勢に
入ってんの見てこいつらきっと笑うんだ。


「おい見てみろよアンジー!こいつの発射台は臨戦態勢だぜ」
「あらジョン。こんなミサイルじゃハエも落とせないわ」
「そうか、じゃあ俺のパトリオットをお見舞いしてやろうか?」
「ああジョン、私のあそこはカンダハル」


なんて話で盛り上がるんだ!ちきしょーバカにしやがって!

やばいなんかこのノリ楽しいかも。
まあ実際はジョンもアンジーもとても物腰の柔らかい人物で
楽しいひとときを過ごさせてもらいました。


ほんとは変な日本語のひとつも教えたれと思ったのですが
昔、留学生に下ネタの自己紹介仕込んだら
卒論発表の教授の前で披露されてしまい国際問題の一歩手前まで
発展してしまったことがありますので、今回は
「OK=いいとも!」
くらいにとどめておきました。
ドトールで「サイズはレギュラーでいいですか?」って聞かれて
「いいともー!」って言ってました。

ちなみにジョン君は日本食がとても好きなのだそうですが、
ペプシ片手に寿司食ってる奴に和食を語る権利はないと思いました。


そんなわけであっという間の楽しい時間。
僕はジョンとアンジーが少しでも日本を好きになってくれたら
こんなに嬉しいことはないと思いました。


別れ際、ホテルのロビーでちょっとしんみり。

じゃあな、お二人さん。いつまでも仲良くな。
またしばらくお別れだけど、
遠い国の友達のこともたまには思い出してくれよ。
今度は僕がアメリカに行くから、そん時は案内してくれよ。






「いいともー!」






2006.6.16
ペーパードライバー。


挫折しかできない、と悩んでいた友へ。

そう、君のことだ。
悩み、傷つき、絶望の淵に立たされた友よ。

まずはこんな形で気持ちを伝えることを許して欲しい。
直接だとうまく言える自信がないし、
メールや手紙だと照れくさかったから。

人間には恐怖があり、不安がある。
それは当たり前のことだ。
それこそが人間の本質、とさえ言えるかも知れない。

その「人間の不安」について、
君の悩みを減らす手助けにもならないかもしれないが
少しだけ僕の話を聞いていってくれ。




初めての試合の日を、僕はよく覚えている。
締め付けられるような緊張が出番が近づくほどに高まり
僕は本気で逃げ出したい、とさえ思っていた。

名前を呼ばれリングに向かうとき、
僕の緊張はピークに達していた。

額からは薄い汗が流れ、手は震え、
心臓は破れそうなほど高鳴っていた。
膝に力が入らず、なんだか柔らかい布団の上を
ふわふわと歩いているような感覚だったな。

そしてやがて花道は途切れ、
僕はロープをくぐってついにリングに上がったんだ。

ところがその時。
リングの上に立った瞬間。
緊張がウソみたいに治まったんだ。
まるで台風の目に入ったときのように
吹き荒れていた嵐がピタリと止んだんだ。

僕はその時、こう解釈した。
つまり緊張が高まりすぎたあまり、
メーターが振り切れてしまったのではないか、と。
あまりの不安に耐え切れず、
感情の配線がショートしてしまったのだ、と。




それが間違いだと気付いたのは一昨年のことだった。
僕はタイとの国境付近、ラオスの山間にいた。

僕が高所恐怖症なのは前にも言ったかな。
ちょっと高いビルでも足がすくむし、
観覧車になんか乗れば足が震えて立っていられないほどだ。
しかし、ラオスの山道で。

僕の前には、目もくらむほどの崖が裂けていた。
向こう側に渡る手段は、ボロボロの吊橋だけ。
朽ちたような木が渡された橋板に
腰の辺りの高さに細いロープがあるだけ。
それは橋と呼ぶにはあまりに心もとない代物だった。

しかしその橋を渡らなければ目的地に着くことはできない。
僕は意を決して、一歩踏み出したんだ。

すると、やはりその時。
かつてのリングの上と同様に
心の嵐はピタリと止んで
なぜ、あんなにも怖れていたのか、とさえ思うほど
僕の心は平静になっていた。

そう。
ここまで話せばわかっているだろう。




恐怖は、乗り越えられるんだよ。





人間の本質である恐怖や不安、
しかし人間だからこそ
それを乗り越えることだってできるんだよ。

新しいことにはいつも不安が溢れていて
歩き出すのを難しくする。
だけど友よ。
大切なものはいつだって
次の曲がり角の先にある。
どうか怖れずに進んで欲しい。




僕の話はここまでだ。
君の悩みの解決に少しでも役立てば
そんなにうれしいことはない。


だから、友よ。


左折しかできない、と悩んでいた友よ。




いい加減、右折もしてくれ。


なんで家が見えてんのに逆に曲がるかな。



2006.6.15
ごめん。


逃避、というやつなんでしょうけど。

過去の流れを見るとどうやら僕は仕事が忙しくなると
日記の更新頻度が上がる傾向があるようです。
更新以外にも、やらなくてはいけないことがあればあるほど
他のどうでもいいことに手をつけてしまいます。

先月にちょっとした仕事で、一晩で写真を600枚くらい
補正しなきゃならないことがあったんですけど
その時なんか僕、パソコンのキーボードのキーを
ひとつひとつ磨いてました
からね。
どんだけ几帳面なんだ。

まあそんなわけで皆さんお気づきの通り、
ちょっと仕事が落ち着いたもので、
更新が滞ってしまった次第であります。

来週にはアメリカ人の友人がやってくる予定ですので
そのへんの話を今後お伝えしていければなー、と
そう考えている次第であります。




2006.6.7
萌え。


もうすっかり定着した感がある「萌え」なる言葉なんですけどね。
僕は未だにそのニュアンスがよくわからないんですよ。
wikiを見て見ますと



(中略)様々な媒体におけるある種の対象に対する傾倒や執着、何らかの感情の高まりなどを表す隠語・俗語。



なんてあってますますわからなくなります。
なんなんでしょうか、萌え。
僕には理解不能です。




話は変わりまして。
僕、モスバーガーがけっこう好きなんですね。
でもご存知の通り注文してからの待ち時間は
最早ファーストフードとは呼べないほどです。

ところが。
最近知ったのですがこのモスバーガー、
電話による注文予約を受け付けているのですね。
家から電話して、のんびり歩いて店に着く頃には
お望みの品が出来上がっているという寸法です。

こんな便利なもの使わないのはもったいない!
というわけで本日、モスバーガーに電話をかけてみたのです。
すると、
何やらアニメ声優のような可愛らしい声の女性が電話に出まして



「もす…もしもしモスバーガー○○店です!」



萌えぇぇぇー!!!!




とまあここらで落として終わりにしたかったのですが
この話には続きがありまして。

僕は萌え死にそうになりながらなんとか注文を終え
浮き立つ心を抑えながらモスバーガーに向かったのです。
あんな可愛い声の持ち主、一体どんなキュートな娘なんだろう、と。

で、お察しの通りなんですが。
店に到着するとカウンターの中に店員がふたり。
ひとりは中年のおじさま。
彼があんな萌え声を出すことは
ローマ法王がカツアゲするくらいありえないこと。
すると、残りのひとりは・・・




おばちゃん、パーマきつすぎ。



帽子ちゃんとかぶれてないから!
昔ジャイアンツにいたスミス(→参考)みたいになってるから!

ああ、でも消去法で彼女しかいないわけで。
僕がおよそ15分間萌えていた声の持ち主は
ほぼ間違いなく彼女なわけで。

がっくしきながら僕はレジに向かったのですよ。
で「電話で注文した者ですが」と言ったら
おばちゃん「こちらになります!」
ってアレ?
声、違う。
この声、違う、オレ、知らない。
おばちゃん(パーマ)の声は、普通におばちゃんぽい声なんですよ。

ってことは奥でバンズ焼いてるあのナイスミドルが!?
そんなバカな・・・いやしかし・・・
僕は疑問に押しつぶされそうになりながら
代金を払い、店のドアを出たのです。




と、その時!


「ありがとうございました〜☆」


夢にまで見たあの声が!
ああ、天使の囁きのように甘いあの声が
背中からかけられたのです!!!!

僕は運命の人に出会ったかのようなロマンチックな気分で
ゆっくりと振り返りました。
するとそこには。
今しがた事務室から出てきたうら若き女性の姿。




握力90kgくらいありそうな。






モドル

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO