2006.4.17
天然物。



前に書いた「骨があるから魚が食えない天然気取りの似非お嬢様」なんですけどね。
新たなファッキンポイントが見つかりまして。
どうやらね、野球のルールが全然わかんないらしいのですよ。

我が国は世界一の栄冠を掴み取った野球王国ですよ。
この日本に生を受けて、数十年も暮らしてみれば
細かなルールはともかく、概略くらいはわかろうもんですよね。

それがね、こないだテレビで野球を見てたら
そのアマ、こう言ったわけです。


「この人『ぴーちゃん』っていうんだ」


???


「ぴーちゃん?」

「うん、そう呼んでるじゃん」




それ、ピッチャー。


「ぴーちゃん振りかぶって第一球投げました」


って言うかボケ!

何だそのカナリアみたいな名前は。
ってか仮に“ぴーちゃん”だとしても実況アナウンサーが
そう呼ぶことに疑問を感じないのか?
どんだけフランクな間柄なんだ。

な?

ちょっと考えりゃわかるって。
天然の娘かわいい!とかいうけど、絶対計算だって。
計算されつくされてるんだって。



なんて思っていたのですが。

「電柱にぶつかって前歯折った」

という話をニッコリ差し歯を見せながら語る彼女を見ると
本物、というのはいるものなのだな、と
つくづく身に沁みるのです。



2006.4.14
ネタなのかな?



なくて七癖なんていいますけど。
やっぱり人の癖ってのは気になっちまうもので。
そんなウォッチングが密かに楽しかったりします。

先日、打ち合わせに出かけたときのこと。
その相手の人、どうやら「〜感」という言葉が口癖らしくてね。

「もっとこう“楽しんでる感”を表現できれば」
「箇条書きではなく“提案する感”を前面に出して」
「その“どこにでもある感”をうまく活かして」

といった具合に。

最初は僕も「ああ、癖なんだな」ぐらいに思っていたのですが
彼が

「主婦層の興味をを満たす“ウラ話感”を」

なんて言い出したあたりから「それは無理があるのでは?」
と思い始め、さらにひとり頭の中で

「いくらなんでもそりゃねーだろ感」

とか考えてたらツボに来ちゃいましてね。


しかし相手は大真面目。
ここで笑ったりしたらたいへんですから
「頼むからもう言わないで」と会議など上の空で祈っておりました。
するとその祈りが通じたのか、
「では大まかな流れは今回お話した方向で」
と、どうやら会議は終わりそうな様子。
ああ、よかった。これで一安心。
と油断したそのとき。




「クリエイターさん独自の世界観を・・・


最後のビッグウェーブ!
いや待て。「世界観」は普通の言葉だ。
別に笑うところじゃない。堪えろ。




・・・うまく読者の“知りたい感”に」


合わせ技一本!

見事に吹き出してしまいました。ブッ、て。
くしゃみのフリとかしてみたのですが先方すごく怪訝な顔。

こうして僕の社会的信用は
今日も見事に失墜していくのでした。


2006.4.12 演歌。



たまに電車の中で缶コーヒーとか飲んで
空き缶を座席の下のとこに置いてっちゃう人いるじゃないっすか。
もうね、信じられない。親の顔が見てみたい。
というのもね。
置くだけでも立派なマナー違反なのですが
電車が動くと缶がコロコロ転がったりするじゃない。
それがね、高確率で僕の足のところに来るの。
それ気まじーの。

で、転がらないように足元にもう一回立てようとするとさ
なんか僕が置いたみたいに思われそうじゃない。
だから、しかたなく拾って手に持つの。

見知らぬおっさんが飲んだであろうコーヒーの缶を握り締めて
電車に揺られる帰り道。
涙で夜景が滲んでらぁ。

そんな演歌な気分に浸っていた先日、
僕はもっと恐ろしい場面に遭遇したのです。


舞台は昼過ぎの下り常磐線(白)。
日暮里駅から電車に乗った僕は目を疑いました。
電車のドアが開き足を踏み込んだ僕の前に広がったのは


プチ宴会場。


まあね、皆さんお疲れでしょうからね。
缶ビールくらいなら大目に見よう。
イカの燻製とか食ってても、若干迷惑だけど
まあ、勘弁してやろう。


でもね。
ゴザひいちゃ、ダメ。


どうやら花見かなんかの帰りらしいすっかり出来上がった様子のおっちゃんが5人ほど。
車座になって座ってるじゃありませんか。
なんかすっかりリビングルーム気分じゃないですか。
「お邪魔します」って言いそうになったもの。なってねーよ。
なんかすげーよ。絵的に。

そんな即席お座敷列車に揺られてひとり。
あなたと肩を並べて飲んだ
お酒が恋しい雨降る夜は
おまえと呼ばれて抱かれた夜の
女の幸せお猪口についで
チビリチビリ チビリチビリ
夜の居酒屋 ひとり酒

(五代夏子「ひとり酒」)



2006.4.10 ダメ男。



ああ神様。 もしも生まれ変われるのなら、
私は「空気の読める人」になりたい。

そんなあなたにくびったけ、小遊三です。


ねーねー、聞いてちょうだいな。
土曜にね、カラオケに行ったのね。
大学時代の友達6人でね。男3人、女3人でね。
でまあ、気心知れた友達なんでね、
こっちは変な気も使わずに楽しむわけよ。
で、「モチネタ入りまーす」となるわけだ。

モチネタ「心をこめて、中島みゆき」

うーん、危険な大技。
かなり真剣に、鬼気迫る勢いで、中島みゆき。
へたすると本気で引かれる。
でも、いいの。友達だから。
僕バカだってバレてっから。

でね、歌うわけよ。「悪女」。


悪女になるなら月夜はおよしよ素直になりすぎる
隠しておいた言葉がほろりこぼれてしまう“行かないで”



なんかよ。
ひとり、泣いてんの。

しんみりした空気流れてんの。
横の奴がその子の頭なでたりしてんの。

いくら僕だって気付くわけだ。
ああ、彼女は最近失恋をしたのだな、と。
歌の世界に自分自身をシンクロさせているのだな、と。
そういえば、突然女友達から「飲もう」と誘われたのも
今考えると落ち込んだ彼女を慰めよう、
という意図があったのでしょう。


OK、事情はわかった。


でもさ。
僕、どうしたらいいの?

曲はまだ途中。
僕のテンションは上がりっぱ。
若干責めるような視線を集めながら
このまま僕、歌うべきですか?

僕は考えました。ああ考えたさ。
しんみりと「元気出せよ」なんて言えるキャラじゃない。
だったらこのまま気付かないフリで
バカなりにバカを演じていこう。
ホントにだめなヤツ、と言われても
あの子の笑顔のために、僕は道化になろう、と。

そして今まで以上に熱を込めて
迫真の感情移入で2番を熱唱した僕に、女性陣がひとこと。






「空気読んでよ」




怒られました。


2006.4.6 花見酒。



ってゆーか。
<続く>とか言っといて1週間も放置するって
サイトの管理云々の前に「人としてどうなのか?」とは思うのですが。
もうね、めんどくさいの。
息をするのもめんどくさいの。

あ、前回の話はね。
結局見つかっちゃったよ、と。
つーか、後輩がもともと僕に彼女いるの知ってて
あらかじめ彼女に許可を取ってたらしいの。
したら彼女「あんなのでよければ」と軽くOKして。
で、そんだけじゃつまらん、と思って友達誘って
僕を陥れたってことなの。
みんなグルだったの。
僕だけがピエロだったの。
仏様の掌の上だったの。

はい終了ー!
この話終了!

でさー。
どうなのよ、みんな。
花見。

飲みすぎてない?
はしゃぎすぎてない?
友達の妹にセクハラまがいの尋問とかしてない?
隣で飲んでたOLに突然話しかけたりしてない?
本気で池に飛び込もうとしてドン引かれたりしてない?
上半身裸で鯉にエサやってたりしてない?
そんで気付いたら1時間くらいたってたりしてない?
で「やべー」と思いながら今度はハトにエサやり始めたりしてない?
って文字にしてみるとうんざりしてきたりしてない?
七輪てどこに売ってるか知らない?



2006.3.29 ハードボイルド浮気。



「お兄さん」
「お姉さん」
「ご卒業」

「「「おめでとうございます」」」

いやいやめでたいね、卒業。
僕は人生の先輩ですからね、
駅なんかで袴姿の女性なんか見ると
自然と笑顔が浮かんじゃいますからね。
すげぇ汚い笑顔。
「ニタ〜」みたいな。

でね。
今日はそんな皆さんの門出を祝しまして。

怖い話をします。

んー関係ないね。
そう思うよね。
でもいいの。
怖い話したいの。




-----

それは大学の卒業式を終えた翌週、三月最後の日曜日のことでした。
僕は「卒業に当たり、記念に一緒にディズニーランドに行ってください」
とういう後輩(ちょっとかわいい)の誘いを、
当時付き合っていた彼女が居たにもかかわらず
ふたつ返事でOKしていたのです。
言ってみれば浮気です。
僕にだってそんな甲斐性のある時期があったのです。

そして舞台はディズニーランドへ。
昼過ぎながら今だ混雑するゲートをくぐりぬけ、さあどこから行こう?
と浮かれ気分で園内マップなどを見ている時、
突然僕の携帯電話が鳴りました。


彼女からでした。


出ないのも怪しい、と思った僕は「ちょっとトイレ。待ってて」と後輩に断り
人気の少ない場所へ向かうと、電話にでました。すると・・・


「もしもしー!」

「ああ、どうした?」

「今さ、ミホとディズニーランドにいるんだけどお土産なにがいい?」


「マジっすか!?」


なんという偶然でしょう!
まさかめったに行くことのないディズニーランドに二人して、
しかも別々に行くことになろうとは!
その瞬間、楽しい夢の国であった周囲はあたかも
殺人鬼が潜むシーズンオフのペンションのようなプレッシャーを放ち始めたのです。


(生き延びろ!)


“かわいい後輩とデートを楽しみ、あわよくばおっぱいのひとつも触ったれ”
という本日のテーマは脆くも崩れ去り、ただひとつ「生き延びろ」という
命運をかけた目標にすりかわったのです。


(落ち着け・・・ここはなんとか逃げ切るんだ)


僕は自分にそう言い聞かせ、努めて冷静に話を進めます。
逃げ切るにはまず、情報が必要だ。


「あー、ってか今日結構冷えるだろ。何着てったの?」


うん、不自然。
しかし、まずは相手の服装を知らねば、逃げ切ることもできません。


「大丈夫だよ、ダウン着てるから」


疑いもせず彼女は答えます。
(しめた!)
奴のダウンはアホみたいなピンク色。
早期発見にはこれ以上ない有利な展開です。

服装がわかればその次は・・・


「なに乗ったの?」

「んーと、『カリブの海賊』と『ビッグサンダーマウンテン』だけ。ってかめちゃ混んでんの」

「まあ、日曜だからな。これから何乗るの?」


犯人(?)の行動を頭の中でトレースしながら
あからさまに不自然な尋問は続きます。


「『スプラッシュマウンテン』は絶対乗る!あと『ホーンテッドマンション』も行きたい」


僕は手に持った園内マップを見つめながら「安全エリア」、「要注意エリア」などを頭に叩き込んでいきました。
(アドベンチャーランド・・・安全・・・ウェスタンランド・・・要注意・・・クリッターカントリー・・・危険・・・)
そしてそろそろ潮時と感じた僕は、最後に

「じゃあ楽しんどいで。なるべく早めに帰れよ

と、最後の釘を刺して電話を切りました。
頭はめまぐるしく回転しています。
彼女に見つかることはもちろん、今日を「わくわくして眠れなかった」というほど楽しみにしていた後輩を悲しませるマネをするわけにもいきません。

(これは俺ひとりの戦いだ)

僕は悲壮な決意を胸に後輩の元に戻りかけました。
と、その時、再び電話が!

プルルルル・・・


「誰だ!」(←ウソ)

「ってか、お土産なにがいいのよー」

「あーなんだっていいよ!ほらアレだ、あのクランキーのチョコのやつ!」

「なんだってよくないじゃん」

「うん、クランキー。頼んだよ。じゃあな」


だんだんおざなりになりながら僕は言い、電話を切りました。
だって、入ってすぐトイレ行って5分も10分も戻らないってどうなのよ。
どんだけお腹弱いんだ、って話じゃないの。
僕は「うんこマン」のあだ名だけは付けられないよう言い訳を考えながら
足早に後輩の元に戻ろうと・・・

プルルルル・・・・


「なんじゃー!」

「何キレてんのよー。あのさ、クランキーの奴だよね、缶入りの?」

「そう言ってんだろこのボケ」

「なんかね、ミルクとホワイトとイチゴがあるんだけど、どれ・・・

「イチゴに決まってんだろ!」


別に決まってはいない。
とは思いながらも、焦りのあまり判断力の鈍る僕。
「あんまり電話しちゃミホちゃんかわいそうだろ」と
とってつけたような言い訳をして電話を切りました。
さあ、急いで戻らないと・・・ん?
・・・待てよ


《〜ミルクとホワイトとイチゴがあるんだけど・・・〜》


クランキーチョコは、定番のお土産。
園内の複数箇所で売られているかもしれない。
しかし、缶入りの、しかも味が複数あるほどの商品が置かれているのは・・・




ワールドバザールッッッ!!




ショップはゲートを入ってすぐの場所!今後輩を待たせている場所の近く!

後輩が・・彼女が危ないっ!

(無事でいてくれ!)

僕はそう祈りながら、後輩の元に駆け戻るのでした。




<続く>



2006.3.28 号泣。



ちょっと前になるんだけどさ、
みんな見た?ドラマ「愛と死を見つめて」。

豪華キャストの出演で、なにやら気合まんまんの作品。
予告編だけで泣きそうになった僕は、
二日連続放送のその大作を録画しておいたのですよ。
で、昨日ですね、ちょっと時間ができたのでそれを見てみよう、と。

今日はなんだか泣きたい気分。
お茶、おつまみ、オッケー。
ハンケチ、オッケー。
部屋の照明を落として、スタート!

ポチッ(再生)




・・・・・




うん、無理。

開始直後に画面に現れた学ラン姿のクサナギ君。
ぶっちゃけ、ふけすぎ。
コントにしか見えない。

いつタライが落ちてくるのか、とハラハラでストーリーどころではありません。


しかし、文句を言っても始まらない。
がまんして見ているうちになんとなく引き込まれ始めました。

うん、いいぞ、その調子。
涙腺全開の準備完了です。
ああ、ミコ。
君はなんて純粋な女性なんだ!
おおマコ。
君はなんて誠実な男なんだ!
と、感情移入しているさなか、CMへ。



かえようかな〜どうしようっかな〜フレーッツひか〜り〜♪


知るかー!

主人公CMでちゃダメでしょ。
もうね、どっちらけですよ。
テメ今まで昭和の純朴な青年だったのに
なんで、真っ白いスーツ着て歌ってるんだ、と。
「フレッツ光」にすべきか悩む前にもっと考えなきゃならんことがあるだろう、と。

例えば「北の国から」で、
草太兄ちゃーん!死なないで草太兄ちゃん!
って思ってるときに「カレーはハウス!」とか満面の笑みで言われたらどうよ?
もっとね、考えてくれねーと。CMもさ。



とか言いながら結局号泣しながら楽しませていただきました。
最後の方もう嗚咽みたいに泣いた。
ヒックヒックいって泣いた。


見終わって停止ボタン押したら
今度は「ウィームッシュ!」って言ってた。

なんか損した気分。


2006.3.23 淑女の条件。



なんかね、こないだ一緒に飲みに行った娘がね

「わたし焼き魚食べれない〜☆」

とか言いくさるんですよ。

居酒屋来て魚食えないたぁどういう了見だ、
と思ったのですがね。
そこはぐっと堪えて(下心いっぱいの)笑みを浮かべながら
その理由を尋ねてみたんですわ。
したらそのアマね、言ったんですよ。


「骨があるから!」

「骨取ってくれたら食べる!」


魚、全否定。

僕はすっかり呆れてしまい、
おいおい、なんだよコイツ!
どこの天然気取りだ勘弁してくれよ!

と、心の中で毒づいていたわけですよ。(骨を取りながら)

でね、さらに話を進めてみますと、
そいつが言いやがるわけです。


「わたし料理も全然できないの☆」

「だってわたしお嬢だから!」


うん。ぬっ殺しちゃうゾ☆(byこの人

いいかいサノバビッチ。
料理ができないことは仕方ないかもしれない。
だが、それは誇ることではないのではないか。
君の言い方は、
面倒なのを堪えてキッチンで娘に料理を教える母の愛を、
相手を喜ばせたい一心で
手に生傷を作りながら料理をする若き女性の気持ちを(妄想)
踏みにじることになるのではないだろうか!

などと言えるはずもなく迎合の笑みを浮かべていたんだけどね。
なかなかズレた考え方をするものだ、と思ったものでした。
危うく「チェンジ!」とか言いそうだったもの。

そして僕は考えました。
真のレデーとはなんだろうか、と。


「こんな奴は本当のお嬢様じゃない!」


・駅で切符が買えない。

・ファーストフードを食べたことがない。

・人の痛みがわからない。

・クラシックしか聞かない。

・悪い男に惹かれる。

・金銭感覚がおかしい。

・一人称が「あたい」。

・一人称が「ぽっくん」。

・語尾が「〜でゲス」

・語尾が「〜でがす」



もう、どうでもいいでゲス。


2006.3.16 こんな親父は嫌だ。



なんかね、昨日の夕方くらいから
もう「家賃とか払わなきゃ悪いんじゃね?」
ってくらいの長時間飲み屋に居座ってましてね。
で、勝手知ったるトイレに何度も足を運ぶんですが、
小用の便器の前にね、でーん、と格言が飾られてるんですよね。
「親父の小言」てやつ。立派な額縁に入ってさ。
あれ、女性用の方にもあるのかしら?
今度、入って見てみなきゃ。
純粋な探究心で。
ええ、あくまで探究心で。

でさ、こっちは何十回とトイレに行くわけですから
もう行く度にその小言聞かされるわけですよ。
わかったから!もうわかったから!
と、若干ウザくなっても来るわけですよ。

で、そのウザさを皆さんにも味わってもらうべく、
以下にその小言をご紹介します。




『親父の小言』


朝はきげんをよくしろ  人には腹をたてるな

恩は遠くからかへせ  人には馬鹿にされていろ

年忌法事を怠るな  家業には精を出せ

人には貸してやれ 働いて儲けて使え

女房は早くもらえ  こっちだって欲しいわ

大めしは喰うな  このデブ

火事は覚悟しておけ  戸締りに気をつけろ

拾は届け身につけるな  何事も身分相応にしろ

LOVE定額  ってやかましいわ

人の苦労は助けてやれ  火は粗末にするな

風吹きに遠出するな  年寄りはいたわれこのデブ

女友達の「かわいい」は信じるな  初心は忘れるな

借りては使うな  不吉は云うべからず

難渋な人にほどこせ  義理は欠かすなこのデブ

大酒は飲むな  飲み屋でそれを言うな

貧乏は苦にするな  水は絶やさぬようにしろ

だから大めしは喰うなって  このデブ

大好きなあの人と話し放題  ってやかましいわ 

やかましいわ  このデブ





面白くねー。

ってやかましいわ。


2006.3.9 え?



じれったい お前の愛が〜♪



はい。
お届けしましたのは「T−BOLAN」で「じれったい愛」でした。

説明しよう!「T−BOLAN」とは!

「ゲーリローン♪(get it on♪)」
「テーレグランサン♪(telegram Sam♪)」
などの名曲を残し、グラムロックの可能性の幅の狭さを一代で証
明した伝説のバンド「T−REX」と、その光る才能とカツゼツの悪
さでカリスマとなったそのボーカル「マーク・ボラン」を強引に
つなぎ合わせただけ、という安直極まりないネーミングで話題を
集めた日本の90年代音楽シーンを代表する「ビジュアル系」とい
うと「ビジュアル系ちゃうわ!」と激怒しそうなバンドNO1の・・・


まあいいや。


で、今日は何の話かつーと。
T−BOLANなんてビタイチ関係なくてですね。
「じれったい」の方です。


皆さんのまわりにもいるんじゃないっすかね。
じれったい奴。

「あーっもうっ!」
とヒステリー起こしたくなるような奴。



と、いうのもですね。

本日お昼に蕎麦屋に行ったんですよ。
で、食べてましたら横の席にね、
上司と部下らしき二人組みが座りまして。
やおらに話はじめたんですよ。



上司「昨日、何時ごろ帰ったの?」

部下「え、何がですか?」

上司「ほら、飲んだ後にさ」

部下「いつですか?」

上司「昨日さ」

部下「誰がですか?」



おめぇだよ!


ああじれったい!
思わず横のテーブルからツッコミ入れそうになっちゃったもの。
「っておい」みたいに足一歩踏み出しそうになっちゃたもの。

こちとら骨の髄まで江戸っ子(千葉県産)ですから。
葛飾亀有東和2丁目の人間ですから。
もうチャキチャキチャキチャキいかないと
気が済まないんだってんだべらんめー。
まっつぐけえって飯にすっか!


てなわけで非常に面白かったよ、と。


でね、胸に手を当てて考えてみたらね。
僕もあんまり答えたくない状況の時って
「え?」って聞き返すことあるなー、と。
「テメ絶対聞こえてんだろ!」という状況にもかかわらず
「え?」って言うことあるなー、
人のこと言えねーなー、と。

そんな風に反省したわけです。





「お前こないだ貸したゲームクリアした?」

「え?」(失くした)



「悪いんだけど、残業してくれない?」

「え?」(絶対いやだ)



「土曜に車貸してくんない?」

「え?」(僕も使う)



「つきあってください!」

「え?」



「お願い、やさしくして・・・」

「え?」







最後の方、ウソついてない?





え?




2006.3.8 ボーゲン。




ノッポさん「何様のつもりや」



いやね、昨日になるんですけど、
ヤフーのトピックスがね、下のような状況だったのです。





それで、まあ目の端でチラッと見て上記のように見間違え、
「ええっ!」と思ってしまいました、と。

それにしましても「何様のつもり」という一言、
悪い言葉ですね。

相手を見下し、否定するばかりか、
自分の卑しさまでさらけ出しているようではありませんか。

それを普段は無口(?)なノッポさんが口にしたとなれば
そりゃニュースにもなりますわな。
まあ実際はノムさんなわけですけど。












ウホウホ言うばかりのゴン太に向けて冷徹な視線とともに。

あー言わない。ノッポさんは言わない。

でもちょっと面白い。
なんか女性はギャップに弱いとか言うしね。
使えるかもね。流行るかもね。




「もう、ホントに君はしょうがないなー」















「おーい!歌さんの全部持ってっちゃいなさい」















「何様のつもりだよ」











・・・・


・・・・・・


・・・・・・・・(フェードアウト)




2006.3.6 ナルニア。



やあ、みなさん。
良い子の映画レビューの時間がやって参りましたよ。
本日の素材は噂の映画
「ナルニア国物語〜ライオンと魔女」

なお、おもっきしネタバレがございますので
未見の方は今すぐ「戻る」ボタンを。
シッ!シッ!






はい。
では今ここを読んでいる方は
公開直後にナルニアを見ちゃった
不幸な方々ということでよろしいですか?

あ!ほら、君、君!
まだ見てないんだから素直に帰りなさい。

ね。
素直に映画館に足を運んで、
僕と同じ憤りを感じてからもう一度来てください。

では、ようやく本題に入りましょうかね。
といいながらも、まだ未見の人もいることでしょうね。

君たち、正解。
もうね、ナイス判断。


と、いうのもかの「ナルニア国物語」、
「ロードオブザリング」「ハリーポッター」などで
確立されたファンタジー路線で見事な立ちゴケ。
「やっちゃった感」がぬぐえない作品でして。

ひとえに理由を考えるに

「主人公が、ぶさいく」

という一点に集約されると思うのです。
それほど兄弟、姉妹の4人、ことごとく残念なルックスなのです。


ちょっとおさらいしますと、なんか疎開先の館の
タンスを抜けた先にね、「ナルニア」っつう
魔法の王国がありましてね(説明一切なし)、
で、そこでは悪い魔女が猛威をふるってます、と。

で、「男2人と女2人の兄弟が救世主なんじゃね?」
という曖昧な伝説がありまして。
で、その4人が適当なアクションで
「おりゃ〜」とやる気なく戦うわけです。

で、途中で「伝説の武器」みたいのを
サンタクロース(これも説明なし)に頂くのですが。

ぶっちゃけあんまり使ってないし。
お姉ちゃんは、「願えば必ず当たる弓矢」を貰うのですが
実質使用は1回だけ。
しかも超至近距離。
「それは誰でも当たるのでは?」という
チャーミングな狙撃を見せてくれるわけです。

ちなみに妹はなんか秘宝っぽい短剣(とどんな傷も治る薬)
が与えられたのですが、短剣に至っては一回も使いません。
新品、未使用。
なんか無理して型にはめようとしている感じがぷんぷんしますね。


で、物語は佳境となりまして。


裏切った次男の身代わりに王であるライオンが命を落としてしまいます。
悲嘆に暮れる同盟軍。しかし魔女の軍勢は迫ります。
そこで悲しみの中、長男が指揮を執って迎え撃つこととなりました。

が、相手は百戦錬磨の魔女。
長男率いる軍は劣勢を強いられ、深く攻め入られてしまいます!
絶体絶命!
長男の喉下に魔女の刃が迫りきたその時!


なんと、死んだはずのライオンが生き返り、
さらに過去、魔女によって石にされた仲間達を蘇らせ
助っ人として現れたのです!!


そして、そのライオン・・・






魔女、秒殺。




あの王様、つかぬこと伺いますが。

あいつら、必要?

なんか、問題起こすだけ起こして解決はライオン任せ。
で、結局4人して王の座に収まってしまったあいつらこそ、
ナルニア国の諸悪の根源なのではなかろうか。


というところまでを含めて
自然に対する人間の無力さ、有害さなどを
遠まわしに表現したかったのであれば、

それはちょっと遠まわしすぎると思いました。


2006.2.23 おいしいんだけど。




みんな急いで。
オリジン弁当へ。
今ね、カキフライ1個31円だから。
通常52円のところ31円だから。
10個買っても310円だから。
で、本当に10個買ったらすごいボリュームだから。
胃がめっちゃムカムカすっから。
キャベジン買ったら1680円だったから。
結局高くついたから。
だって僕バカだから。
それでもあなたが好きだから。




2006.2.20 ロリ。




昨日、友達と男ばかり4人で飲みにでかけまして。
酒も入りますと、まあソッチ系の話になるじゃないですか。
でね。
「性的な魅力があるのは必ずしも非の打ち所のない美女とは限らない」
と一見深遠なる哲学的な話題なようで実は単なるエロ話になったわけです。
で、その境界線はどこにあるのか、ということで
ひとりひとり可否を挙げていったのです。


「小雪は無理だけど、山田優はいける」

「木村カエラは無理だけど、加藤ローサはいける」

「しずかちゃんは無理だけど、ドラミちゃんはいける」

「浜崎あゆみは無理だけど、鈴木亜美はいける」

うん、いるね、ひとり。
変態が。

そっからはもう、女性の性的魅力云々どころではなく、
その変態VS残りの三人の激論となり、
いかにダメな奴なのかを説き伏せようとするのですが。
そいつがね、なかなか善戦するのですよ。三人相手に。
無垢なる存在の尊さとかまで持ち出して来るわけですよ。

僕はここまで威風堂々としたロリコンを見たことがない。
ある種の清々しささえ感じさせる彼の持論。
僕ら三人も「お前がそこまで本気なら・・・」みたいな
ちょっとした応援ムードまで漂い始めたんです。

そして僕らがあたたかい眼差しで見守り、
変態ひとりが力説する、という構図の中
「勝機」と見たロリコンがひときわ声高に
キメの一言を発したのです。


「その穢れない原石のような少女を自分で汚す征服感!」


「・・・生中お待たせしました」


ああ!違うの、違うの!
変態はコイツだけなの!

という言い訳もできるはずもなく。
店員のお姉さん、最後まで目を合わせてくれませんでした。

というか、根本的な問題として。
ドラミちゃんでいける、というのは
ロリコンの範疇に収まりきれていないのではなかろうか。


ネコだし。
ロボだし。



2006.2.9 小顔。




ニュース(^^)/
━━━━━━━━━━━━━━━
小顔は女の子の永遠の憧れ!
━━━━━━━━━━━━━━━

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1日たったの3分で驚きの効果!!!
引き締まったフェイスラインを実現!

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「A.Iフェイストレーニング」


ドイツ、メンゲル大学のミヒャエル・ハプニングバー博士の
監修の元に開発されたこのトレーニング。
1日たったの3分の運動で、みるみるラインが引き締まり
数ヶ月後には憧れの小顔が手に入ります!

※鏡の前で実行することをオススメします。
風呂上りなどにリラックスした状態で行うとより効果的です。

■◆STEP1◆■

まずは足を肩幅に開き、口を大きく開けましょう。
「あ!この電車、経堂停まらねーじゃん!」
の「あ」をイメージするとやりやすいと思います。


■◆STEP2◆■

口を大きく開けたまま、やや顔を上に向け
アゴを思い切り前に突き出しましょう。


■◆STEP3◆■

アゴを突き出したままゆっくりと口を閉じましょう。
「べ、別にアンタのことなんか好きじゃないんだからね!イーッだ」
の「イ」をイメージしてください。


☆CHECK☆

これで基本姿勢のできあがりです。
いつでもすぐにこの姿勢を取れるように何度もくりかえし練習しましょう。


■◆STEP4◆■

基本姿勢のままやや腰を落とし、眉をしかめて下さい。

下腹部に力を込めて、さあ皆さんご一緒に!











しゃーんなろー!

しゃーんなろー!

しゃーんなろー!





照れちゃダメ!!

はい、もう一度!


しゃーんなろー!

なんだこのやろう!

しゃーんなろー!



博士が鏡に向かって猪木のマネの練習をしていたらほっぺが攣った、
という経験をもとに生まれたこのトレーニング。
何よりもテンションを高く維持することが最大のポイントです。

なお、タオル、赤のパンツ、「炎のファイター」のBGMなどを準備すれば
よりイメージが掴みやすいですがそれはやりすぎです。

というわけでいかがだったでしょうか。
最後にこのトレーニングの最も大切な注意点です。
「人に見られるな」
見られた瞬間、あなたの大切な何かが音を立てて崩れていくでしょう。
では、ご武運を。

次回は「岡崎朋美トレーニング」をお届けします。


2006.2.7 死闘の行方。




一昨日、渋谷のマンガ喫茶で
大学時代の部活の後輩にばったり会ってしまいました。

僕のいたボクシング部は、個人競技ということもあり
いわゆる体育会的な「先輩は神様」みたいな
風潮はなかったのですが、
2年下のその後輩にとって僕は威厳ある先輩であり、
クールで優しく時に厳しい尊敬すべき存在だったはずなのです(たぶん)。

であるからにして、こんなマンガ喫茶などという
俗な場所(週4で通ってます)で会ってしまっただけで
僕のイメージはかなりマイナス。
これ以上の失望を彼にあたえるわけにはいきません。

よって。
手に持った道端ジェシカの写真集を見られるわけにはいかないのです。

個室ブースが並ぶ店内の薄暗い通路、
突然戦いの火蓋が切っておとされました。


カァーン!


「あ、先輩。ご無沙汰してます」

「おー、ひさしぶり」

「卒業式以来じゃないっすかね」

「んー、そうだね」


と言いつつさりげなく写真集を後ろに隠す。


「今、何やってるんですか」

「今!?」(すごい動揺)

「ええ、仕事は・・・」

「あ、ああ、そっちね、仕事ね」

「ええ、仕事は」

「ああ、なんかね写真を撮ったり撮らなかったり・・・」

「カメラマンですか」

「んー、まあそんなようなもんかな」

「すごいですね」


さりげなく体の姿勢を変え、死角に本を隠そうとするも
巧みなフットワークで回りこむ後輩(気のせい)。


こいつ・・・できる。


「あー。お前なにやってんの?」

「自分っすか。車の販売してます」

「ほー」

「必要だったら言ってください」

「そーか車か。全然いらない

と言葉でダメージを与えたながら
体をずらし壁に背を向ける鉄壁防御。


に入ろうとしたところで


「あの・・・すみません」


しまった!伏兵か!


「はい?」

「あ・・・そこの本」

「ああ、ごめんなさい」

「あ、ここジャマっすね。あっち(ドリンクバーの方。明るい) 行きましょうか」


万事休す!

このままドリンクバーに向かえば
僕が手にした禁断の書が見つかってしまう!
クールな先輩のイメージは崩れ

『マン喫で写真集ってどーなのよ?』

『そういやなんかキモいかも』

『あ、俺あの人が小学生に飴あげてるの見た』

『そういえば俺も』

『俺も!』

なんてあることないこと囁かれてしまう!
なんとかせな、なんとかせな!


「ちょっと先行ってて」

「どうしたんすか」

「え?いや・・・その、電気消したかなって・・・」

バカですか僕は。
なんで「携帯忘れた」とか言えないかな。
案の定


「いいじゃないっすか電気くらい」

「ですよね」


と、綺麗なカウンターをくらいます。

こうなると、僕に残された手はひとつしかありません。
写真集が見られないのは残念だが、背に腹は変えられない。
最後の手段「戦線離脱」です。


「まあ、あれだな。ここじゃなんだから出て飯でも食わない」

「いいっすね」

「オッケ、じゃあ荷物取ってくるわ」


決まった!


なんとか無事にこの場を逃げることができそうです。
ブースに戻ってしまえば後はさりげなく本を棚に戻すだけ。
やった!
ついにやったぜ、おっつぁん!

僕は死闘の末、とうとう勝利を手に収めたのです!







「あ、じゃあ自分それ戻しときますよ。その道端ジェシカ


ぐはぁっ!!



カンカンカンカンカァーン!








後輩よ、強くなったな・・・。




2006.2.1 フェロモン。



あー!
やばい!恋した!惚れた!漏れた!

本日はそんなお話でございます。
僕の仕事場によくいらっしゃる ビジネス・パートナーがいるのです。
その人が女性でして。
いわゆるセクシーでして。
年の頃は32〜33歳くらい、いつもタイトなスーツに身を包み
匂い立つ様なフェロモンを放出しまくっているのです。

わかりやすく言うと
峰不二子と高島礼子を足して由美かおるで割ったような方。
ご想像いただけますでしょうか。

で。

本日もその方がいらっしゃいましてね。
仕事で使った資料をくれ、と言うものですから、
僕はすぐにプリントアウトして。

「今、プリントしてます!」

と申したわけです。

しかし、どうやら彼女はメール添付で欲しかったらしくて。
で、一瞬「違う」と言いかけた後にね。


言ったんです。






「いいよ・・・・・出して」





辛抱たまらーん!

もうね、これOKでしょ?
バッチ来いのサインでしょ?

「もう我慢の限界なんだ。
なあ。いいだろ?奥さん!奥さーん!(注:独身です)」

と襲いかかるのをぐっと堪えまして。
平静を装っていたのですが。

ちなみに、僕はその資料を念のため2部プリントしてたんです。
したら彼女、プリンタのところにツカツカと向かって
こう呟いたのです。







「わぁ・・・・いっぱい出たね」





こいつ絶対確信犯。

たったの二言で平常心を失い
軽いエロビくらいの妄想を脳内で展開した
シャイで創造力豊かな僕に
誰かいいドクターを紹介してください。

女医ならなお良し。





モドル

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