バカジャーナリスト上陸




「サンデー」というあだ名の幼なじみが居ます。

小学生の時、お兄ちゃんに「マガジンを買ってこい」
と言われたのに間違ってサンデーを買てきてしまい、
怒られて泣きながらもう一度買いに行って、
もう一度サンデーを買ってきた、という剛の者。

当時から『次元の違うバカ』として
数々のネタを提供してくれまたものです。


しかし、時は流れ。
彼はアメリカの大学院へ留学し、ジャーナリズム論を専攻。
昨年帰国し、現在はジャーナリストとして活躍しています。

同じマスコミの一端に身を置く者として、
また家が近所なこともあって、
僕はよく彼と報道について意見を交換します。

そして、
立場や肩書きが変わっても“人の本質”は変わるものではない、
という思いを新たにするのです。

昨日は、昨今目を引くことの多い
「地震の危機」が話題に上りました。






サンデー(以下サ)「地震多いね」


僕「そうね」


サ「このところ、立て続けに政府が動いてるよね」


僕「危機管理要項や地震発生率の発表とかね」


サ「そう。絶対何かつかんでるね、コイズミ」


僕「何かって?」


サ「地震が起きる揺るぎない証拠とか。ぷっ!」


僕「何?なんかおかしかった?」


サ「『地震』なのに『揺るぎない』て。ぷふぅ」


僕「そんなにおもしろくはない」


サ「ごめん、ごめん。ツボにきちゃって」


僕「浅いね、ツボ」


サ「あとさ、地震被害予想も発表されたよね」


僕「そうなんだ。どんなの?」


サ「地震は活断層型とプレート型があるんだけど」


僕「うん」


サ「話は変わるけどディズニーのプルートってさ・・・」


僕「変わりすぎだね。タイミングもおかしいし」


サ「ごめん。で、そのプレート型だとM8クラスになるんだって」


僕「すごいね」


サ「それが首都圏を襲った場合、最低でも1万3000人の死者がでるとか」


僕「そんなに!?」


サ「俺に言われても・・・」


僕「いや、別に責めてないから」


サ「しかもだ!」


僕「何?」


サ「それは純粋な震災被害の数字なんだよ」


僕「というと?」


サ「二次的な被害、火災や津波、パニック障害さらには震災後のお年寄りやウサギの孤独死は計算に入ってないんだよ」


僕「そうか、つまり被害はさらに拡大すると」


サ「いや、いまおれウサギって・・・」


僕「阪神やスマトラの例を見れば、実際の被害はさらに数倍になるかも」


サ「うん・・・え・・・いやウサギて」


僕「さらに経済的打撃も計り知れないよね」


サ「うんそうね」


僕「なんでテンション下がってるの?」


サ「実際どうしようもないしね。天災だもの」


僕「でも個人でできる対策はあるでしょう」


サ「よし、考えよう」


僕「よし。じゃあ実際地震が来た時どうする?」


サ「ジャンプする」


僕「小学生の発想だね。着地するでしょうが」


サ「じゃあ、ぶら下がる」


僕「何に?」


サ「ヒモとか」


僕「軽いアトラクション気分だね」


サ「名案でしょ?」


僕「ヒモはどこにつながってるの?」


サ「飛行機とか」


僕「飛行機には乗らないんだ?」


サ「ヒモがいいな。007みたいで」


僕「趣旨が換わってるね。ちゃんとまじめに!」


サ「すみません」


僕「さあ地震だ!まずどうする?」


サ「火を消す」


僕「そうだね。次は?」


サ「網を取り替える」


僕「なんで焼き肉屋にいるんだよ」


サ「一度火を消すと肉がくっつきやすくなっちゃうんだよ!」


僕「わかったわかった。網を取り替えます。じゃあ次は?」


サ「火が通りにくいものから順に乗せていく」


僕「焼いてる場合か!地震が来てるの!」


サ「外に逃げる?」


僕「そうだろ?」


サ「あ、会計は?」


僕「あとにしろ!」


サ「わかった」


僕「で、外に出たら?」


サ「走る」


僕「まあ、走るだろうね。それから?」


サ「走る」


僕「がんばるね。で、それから?」


サ「走る」


僕「どこまで行くんだよ!」


サ「店員が追って来てるの」





どこが意見交換ですか。
という意見もごもっともですが、
徐々に酔っぱらっていく様子がお伝えできたかと思います。

ちなみにサンデーの職場は某大手新聞社です。
日本の未来が思いやられます。



モドル

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